ご挨拶
理事長より 「浜松海の星高等学校は、変わります。」
浜松海の星高等学校は昭和31年に設立され、以来半世紀を超える歴史を刻んできました。
この間、カトリックの女子高として、『愛と奉仕に生きる女性』を育てることを目標に掲げ、社会や家族を支える人材を送り出してきました。
しかしながら、近年は子どもの数の減少や男女共学化の流れがあり、海の星を取り巻く環境は厳しくなっています。その中でしっかりと学校を維持していくためには、もう一度「海の星とは何か」、「海の星の事業は何か」を問い直さなければなりません。私は、その答えは単なる「高校教育の提供」ではなく、もっと深く、「若い女性の中に将来への希望を育てること」だと考えます。
この難しい時代を生き抜いていくためには、氾濫する情報の中で間違いなく進む道を選択する賢さと自分の思いを実現する強さが必要です。そのような知力・学力と人間性をはぐくむことこそ、高校を選ぼうとする女子やその保護者、さらには社会が海の星に求めるものではないでしょうか。
私はこのような考えに基づき、改めて勉強に力を入れ、進学・就職実績を伸ばし、入学した生徒たちが実力と自信を身につけ、希望を持って卒業していけるような学校にします。
この際、海の星が女子校であることの意義を再確認する必要があります。男女平等は言うまでもないことですが、女性には男性にない特長/特性があることもまた事実です。命を産む性として自然に近く、現実に密着していて、すべてを全体として捉えることがその一つです。女子校にはそうした女性の特性を活かす教育環境があります。
また、女子校では、女子だけの集団のなかで様々な責任を引き受け、伸び伸びと自己表現する経験を積むことにより、女性の持つ能力が伸ばされます。
今日、分析的で、競争的な男性的価値観のもたらす社会のひずみが深刻な問題になっています。女性の特性を活かす女子校教育は、女性的価値観を活かして社会の転換を進める力となるものであり、その意味で女子校は大変現代的な意義を持っています。
幸い多くの人が海の星はよい学校だと言ってくれます。しかし、変わらずによい学校であり続けるためにこそ、変わらなければなりません。
改めて勉強に力を入れ、勉強と活発な部活動や楽しい学校生活が両立するバランスのとれた学校にしていきます。みなさまのご協力を心からお願いする次第です。
理事長 北脇保之(前浜松市長、前東京外国語大学教授)
校長より 「若い女性の中に将来への希望を育てる。」
「若い女性の中に将来への希望を育てる」
自分の中にある可能性を伸ばす。これは、喜ばしい作業です。誰と競争するわけでもない作業です。喜びの作業は仲間が集まり、輪が広がります。
私たちは勝った負けたで一喜一憂するために日々生きているのでしょうか。「愛と奉仕に生きる」のは、勝負のためではありません。ある面で、そういう世界を超えた、自分磨き(可能性を伸ばす)のために今日を生きているのではないでしょうか。
競争を否定しないが競争社会に振り回されない、見識ある女性に育ってほしい、海の星にはそういう場があります。
自分の中にある可能性を伸ばす、この作業は男女国籍を問わず仲間が集まります。
若い女性の中に将来への希望があるとき、社会に明るい希望があります。
校長 高橋美智子





